一流と呼ばれる人は、みな特別な才能を持ち合わせています。
「自分にもあんな才能があれば…」
こんなふうに羨ましいと思ったことは、誰にでも一度はあると思います。
しかし、一流と呼ばれる人は、最初からその特別な才能があったのでしょうか?
気づいていないだけで、誰にでも才能はあります。
今回は、そんな才能について教えてくれるゾウについて紹介します。
ゾウの世界

陸上で最大の動物と言われているのがゾウです。
ゾウは大きな頭と身体を支えるため、手足の自由が利きません。
もしも、食事のたびに膝を曲げれば、過労死してしまうほどのエネルギーを消費すると言われています。
そのため、手足の代わりに長い鼻を使います。
それで、水浴びや食事、仲間とのコミュニケーションをとったり、筆を持って絵を描くゾウもいます。
一方、子供のゾウは最初なかなかうまく鼻を使うことができません。
生まれたばかりのゾウは、自分に長い鼻がついていることに気づくと混乱してしまいます。
その鼻を踏んづけたり、ぶらぶら振り回してみたり、口にくわえてみたりします。
他にも親や仲間に教えてもらうことで、鼻の使い方を身につけていくと言われています。
そうして段階を踏んでいくことで、見事な「鼻さばき」を手に入れます。
このように、ゾウは生まれつき長い鼻を持ってはいるが、最初はうまく使えないのです。
ゾウに学ぶ

ゾウは最初なかなかうまく鼻を使いこなすことができませんが、いろいろな努力経て使えるようになることが理解できたと思います。
人も、ゾウでいう長い鼻のような、秀でている才能が誰にでもあります。
しかし、その才能は必ずしも最初から使えるわけではありません。
一流のスポーツ選手もハイハイをしていた時期があり、ノーベル賞を受賞した科学者も、始めは足し算から学び始めています。
才能とは、何もないところから生まれてくるのではなく、学ぶ姿勢やたゆまぬ努力によって磨かれていくものです。
だから、自分に才能がないと思う人も、まずは簡単なことからやってみて下さい。
いきなり難しいことをやるのは無理です。
自分ができる範囲でやってみること。
やってみると、「自分って案外できるだな」と知ることができます。
そして、自分ができることを極めていくことが、自分の才能を開花させます。
「自分には才能がない」とあきらめるのは簡単です。
しかし、才能のある人は、あきらめずに自分の才能を磨き続けた人です。
なので、才能がないと落ち込む前に、自分の才能を磨いていくための努力をしていきましょう!
番外編!ゾウの豆知識!

ゾウの豆知識について紹介します。
・ゾウは非常に賢く、死を認識し、仲間の葬式をあげるゾウが確認されている。
・タイやラオスでは、国旗に採用されるほど「白いゾウ」が神聖視されている
・嗅覚は犬の2倍
・動物園の飼育係は、ゾウの前ではどんなに偉い人に対しても敬語を使わない(ゾウは雰囲気を察することができ、自分よりも下と認識した場合、飼育員をゾウが舐めてかかるようになり、危険なため)
以上、ゾウの豆知識でした!