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釈迦如来とは?釈迦の誕生から入滅とご利益や真言について紹介!唯一の実在した仏様!

仏様の代表格といえば「釈迦如来」です。
日本では親しみをこめて「お釈迦さま」と呼ばれています。
仏様の中でも、唯一実在した仏様と言われてます。

今回は釈迦如来の誕生までのストーリー、ご利益や真言などを紹介します。

 

釈迦如来とは?

仏教の開祖である釈迦は仏の中で実在が確認されている人物です。
正式には、「釈迦牟尼世尊(しゃかむにせそん)」と言われていて、それぞれ意味があります。

釈迦=属していたシャカ族という部族名
牟尼=聖者
世尊=世の中の尊敬に値する人

これを合わせると、「シャカ族出身の聖者で世の中の尊敬に値する人」という意味になります。
これが釈迦であり、僧侶や信仰のあつい人は「釈尊」「世尊」と言われています。

また、釈迦は「仏陀(ブッダ)」とも称されます。
仏陀はサンスクリット語(梵語)で「目覚めた者」という意味の言葉で、本来は悟りを開いた者全般を指しますが、一般的には仏陀と言えば釈迦を指す場合が多いです。

 

釈迦如来のエピソード(誕生から入滅)

釈迦はインド北部、現在のネパールの国境付近であったシャカ族が治める国の王子として誕生しました。
名前はゴーダマ=シッダールタと名づけられます。

釈迦は母親である摩耶夫人(まやふじん)の右脇から生まれました。
生まれてすぐに7歩歩き、右手の人差し指で天を指し、左の人差し指で大地を指して、獅子のような声で「天上天下唯我独尊」と唱えました。
これは、「すべての人は皆平等に尊い」という意味です。

釈迦は生まれた時から王子なので、何不自由ない生活を送っていましたが、生・老・病・死という人間の根源的な苦しみ(四苦)について考え苦悩します。
そして、29歳の時に、それらの苦しみを乗り越えるために、それまでの生活を捨てて出家しました。

出家した釈迦は、苦行林で断食を行っていました。
しかし、苦行では四苦を克服することはできないと自覚し、そこから。菩提樹の下で瞑想し始めます。

菩提樹の下で瞑想を行う釈迦に対して、悪魔のマーラが様々な妨害してきました。
それを煩悩と言い、「快楽、飢餓、渇愛、怠惰、恐怖、疑惑、虚善、傲慢」だとされています。
しかし、釈迦はマーラに屈することなく、35歳の時に、万物の真理を悟り「仏陀」となりました。

そして、釈迦は自身の悟りを人々に理解してもらうために説法することを決意し、苦行時代の5人の仲間に、初めて説法を行いました。
そこから、5人が弟子となり、「仏教」が誕生しました。

その後、釈迦は各地で布教を続けて、多くの人が教えを受けました。
その間に生まれ故郷にも帰り、釈迦は約45年間に及ぶ伝道の末、弟子に囲まれながら80歳で入滅しました。

 

釈迦如来のご利益と真言

釈迦如来のご利益

釈迦如来は何かに特化したご利益はありません。
釈迦如来は「悟りを開くために修行する人」にご利益がある仏様です。
悟りを開くために修行していきたいと思う人は、釈迦如来のご加護を受けると悟りの境地にたどりつくかもしれません。

 

釈迦如来の真言

なうまく さまんだ ぼだなん ばく

 この真言を唱えると、悟りを開くためのご利益があると言われています。

 

釈迦如来と共に

今回は釈迦如来について紹介しました。

人は苦しみや煩悩から逃れることを望みます。
しかし、その苦しみや煩悩から解き放たれることは、非常に困難です。
それを瞑想によって、悟ることができた釈迦は人智を超越しました。

釈迦のように考え生きるのは難しいですが、できる限り煩悩に打ち勝てるように、精一杯生きていきましょう!