シンクロニシティとは何か知っていますか?
シンクロニシティという言葉を秋元康プロデュースのアイドル、乃木坂46の楽曲『シンクロニシティ』で知った方も多いのではないでしょうか。
乃木坂46『シンクロニシティ』は2018年に第60回日本レコード大賞で大賞を受賞し、話題を呼びました。
では、この曲のタイトルである「シンクロニシティ」とは何か、「シンクロニシティ」を起こす思考と行動について解説します。
シンクロニシティとは?意味のある偶然の一致

シンクロニシティとは、簡潔に言うと「意味のある偶然の一致」という意味。
この言葉を提唱したのは、スイスの精神科医で心理学者のカール・グスタフ・ユングという人物です。
シンクロニシティは虫の知らせのようなもので、因果関係がない2つの出来事が、類似性と近接性を持つこと。これをユングは『非因果的関連の原理』とも呼んでいます。
つまり、この世の中の偶然は、偶然ではなく実は必然的に起きているということです。今まさにこの記事を読んでいるあなたも偶然ではなく、必然的にたどり着いた記事なのかもしれません。
文章で説明すると少し複雑に感じる方もいると思うので、例を挙げてみます。
以下、シンクロニシティの例です。
・会いたいと思っていた人と街中で偶然ばったりと会った。
・想像していた出来事が目の前で起きた。
・1日に何度も同じようなことが起きた。
・Aさんに電話をかけようとしたら、Aさんから電話がかかってきた。
このように、「自分が○○しようとしていたら、相手も○○をしていた」といったもので、偶然のように思いがちですが、必然的に起きています。
このようなシンクロニシティを経験し、良い未来へと進めた人も少なからずいるでしょう。未来が好転するようなシンクロニシティが起こればとても嬉しいことですよね。
シンクロニシティを起こす思考と行動とは?

シンクロニシティを起こして、人生を豊かにしたいと願っている人は多いでしょう。ただし、願うだけでは何も起こりません。
シンクロニシティが起きる確率を上げるには、次に説明する思考と行動が必要です。
シンクロニシティを起こす思考
まず、思考から。
自分の目の前に広がる現実は、自分の願望が引き寄せていると考えましょう。
この時のドキドキしたりワクワクする気持ちがシンクロニシティを呼び込みます。
そして、何かを選択する時にそれがどんなに小さなことでも、ドキドキしたりワクワクする方を選ぶようにしていると、シンクロニシティが起こりやすくなっていきます。そして、あなたの想いが高ければ高いほど、シンクロニシティは起こりやすくなるでしょう。
シンクロニシティを起こす行動
思考ができたら、次に行動。
シンクロニシティを起こすには思考しているだけではいけません。これは何事にも言えることですが、行動しなくては何も始まりません。部屋にずっと閉じこもっていてはだめです。
違う世界を見ること。自分の居場所をいくつも作ること。
行動することで、行動した先で素敵な出会いや経験もあるでしょう。さらに、先ほど記載した思考をしっかりと持っておくことで、行動した時の経験値は素晴らしいものになるでしょう。
シンクロニシティを起こす行動と思考で出会い、再会

シンクロニシティのような不思議な出来事は案外、身近に起こっているものです。
人との出会いと再会。
これから、あなたは自分に縁のないような人との突然の出会いがあるかもしれません。そんな出会いは人生を大きく変化させる可能性があります。
旧友との再会。
旧友との再会は昔と違った関係性になっていることが多く、より深い仲になる可能性を秘めています。
私の実際の体験談なのですが、旧友との再会で人生が変わりつつあります。
私はある同級生の友人と再会し、一緒に仕事をするようになりました。私にとって、大切な友人から大切なビジネスパートナーとして変化した瞬間でもあります。
このように、たとえ小さな再会であっても、未来には大きな影響を及ぼすような関係になりえるということが言えます。
小さな偶然が必然的に起きているものだと考えるとなんだかワクワクしてきませんか?
シンクロニシティは思考と行動だけで必然的に起こる

以上、「シンクロニシティ」とは何か、「シンクロニシティ」を起こす思考と行動について解説しました。
シンクロニシティは思考と行動で必然的に起こるものです。それが必ずしも良い出来事ばかりでないかもしれません。ですが、その出来事により成長できたり、考え方を改めるきっかけになったりするものです。
そんな悪い出来事であっても、未来のためのシンクロニシティなのだと解釈することで、より良い方向に進むことができるでしょう。
シンクロニシティでよりよい人生を目指しましょう。