「最近、体が疲れている気がする。」
「早く病気を治して、元気になりたい。」
「いつまでも健康に暮らしたい。」
そう思っているあなたに朗報です!
その願いを叶えてくれる仏様がいます。
それが、薬師如来です。
「薬師」というだけあって、病気に効きそうな仏様な気がしませんか?
今回は仏教界の名医と言われる薬師如来について紹介します。
薬師如来とは?

「薬師如来」とは、仏教が日本に伝えられた最も初期から信仰されている現世利益の仏様です。
死んだ後に極楽に導いてくれるのが阿弥陀如来で、今現在の私たちを救ってくれるのが薬師如来です。
今も昔も、現在の苦しみからの救済を望む人が圧倒的に多い世の中で、この薬師如来が不動の信仰を得ていると言われています。
そして、薬師という名が示す通り、この如来は医療や薬についてのエキスパートと言われています。
薬師如来は、万病を治してくれる仏様として信仰されてきました。
左手に乗せた薬壺(やっこ)は病気平癒に効果があり、この中身には、あらゆる病を治す霊薬が入っていると言われています。
他にも、薬師如来の救済は24時間体制で行われていると言われています。
脇には、昼の担当である日光菩薩と夜の担当である月光菩薩を従えています。
なので、両菩薩がいることにより、薬師如来が昼夜関係なく、四六時中人々を救済することができます。
他にも、眷属である十二神将と呼ばれる武神が薬師如来を守護しています。
十二神将は、一人一人に7000人の夜叉を部下にしています。
それが12人いるので、84000人。
日光・月光菩薩も合わせると総勢84014人で薬師如来を守護しています。
これは、仏教界最大の部隊と言われています。
このように、薬師如来は多くの仏様を従えながら、休まず人々を救済してくれる偉大な仏様なのです。
薬師如来のご利益と真言

薬師如来のご利益
薬師如来は病気平癒にご利益のある仏様です。
特に目の病気に効くと言われていてます。
江戸時代に寺の庭にある梅の木が夜になると、光り輝いていた。
これを調べたところ、梅の木から薬師如来が出てきたという。
これを知った徳川秀忠が、目の悪い娘のために、この薬師如来に眼病平癒を祈願した。
その結果、眼病が回復したことから、眼病平癒のご利益があるとされています。
他にも以下の効果があると言われています。
・健康長寿
・災難除去
・安産祈願
・現世利益
薬師如来の真言
おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
「ころころ」は早くという意味があります。
「そわか」は成就を意味します。
この真言を唱えれば、願いを素早く叶えて、病気だけでなく、現世でも大きなご利益を受けることができます。
病気になった時は、この真言を唱えると病気の治りが早くなるかもしれません。(一度試してみてね!)
薬師如来と共に

今回は薬師如来について紹介しました。
現世で一番苦しいことは、病気になることかもしれません。
健康な時には、気づかなかったことが病気になると気づかされます。
いつも病気になった時に思うのは、健康であることのありがたさです。
体が自由に動かせないことが、これほど苦痛なのかと毎回思います。
もしも、今病気で苦しんでいる人やこれから先も健康でいたい人は、薬師如来の真言を唱えて下さい。
そうすれば、薬師如来があなたにあった薬を用意して、あなたの病気を治したり、健康を促進したりして、あなたの健康を見守ってくれるでしょう!